高速DSC測定におけるポリプロピレン超高分子量体の影響
発表・投稿年月:2020年12月
一般に分子量の高いポリプロピレン(PP)は、結晶核の生成速度が速い。しかし、百~千万程度の超高分子量体が数%含まれるPPでは、一般DSCの結晶化挙動は変化しない。高速DSCにて急冷すると、超高分子量体はメソフェーズの生成を抑制すると同時に特異な結晶挙動を示す。また、分子量が高くなると結晶核剤と同じような効果が認められる。
発表会、掲載誌
成形加工シンポジア
発表先、出版社名
プラスチック成形加工学会
発表者、執筆者
自動車材研究所
小林 豊