ガラス繊維強化複合材料(GFRTP)の特性と応用
発表・投稿年月:2019年8月
繊維強化プラスチックはFRPと呼ばれて、不飽和ポリエステルとガラス繊維(GF)を主成分とした複合材料を代表例として長い歴史を持つ。GF強化熱可塑性樹脂も、同様に長い歴史を持つけれども、加工法と用途が大きく違うために個別に進化してきた。最近、自動車の軽量化のために炭素繊維強化熱可塑性樹脂が注目されると、用途面でFRPとFRTPとの境界がなくなる傾向にある。本項では、GF強化をキーワードとして、繊維の形態による材料特性と用途を解説する。樹脂毎の複合材料については、別の節で詳細に解説される。ここでは、いくつかの熱可塑性樹脂を取り上げて、樹脂の性状がGFRTPの用途に及ぼす影響について述べる。
発表会、掲載誌
書籍 高機能性高分子複合材料
発表先、出版社名
AndTech
発表者、執筆者
自動車材研究所
小林 豊