Effect of molecular weight on mechanical properties of metallocean-catalyst Polypropylene fiber

発表・投稿年月:2018年6月

繊維の高強度化の手法の一つとして原料ポリマーの高分子量化が挙げられるが、高分子量化に伴う緩和時間の増加は紡糸温度の上昇につながり熱分解による分子量低下に至り易いため、強度上昇の効果は得られにくい。本研究では、メタロセン系ホモポリプロピレン(mPP)について、紡糸後の分子量と得られた繊維の構造および力学物性の関係を調査した。mPP (MFR4)を適用した場合に、高温で紡糸しても分子量の低下が少なく、結果として高い平均分子量を維持することができ、さらに高倍率延伸した場合の強度低下も小さいため、MFR20の場合に比較して強度が高い延伸繊維(最大強度13.9 cN/dtex)を作製できることができた。

発表会、掲載誌

平成30年度_繊維学会年次大会

発表先、出版社名

繊維学会

発表者、執筆者

信州大・繊維
藁科修治、國光立真、伊香賀敏文、金慶孝、大越豊
産包材研究所 樹脂開発T 小池 勝彦

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