ポリプロピレンとガラス繊維の複合化における繊維長について

発表・投稿年月:2017年8月

ガラス繊維強化ポリプロピレンは、決して新しい材料ではない。ガラス繊維とポリプロピレンとの界面を改質する技術が確立した1970年頃より、その用途は拡大してきた。自動車分野ではファンシュラウドなどに長い歴史がある。現在、GFPPが注目を集めている理由は、画期的な技術革新があったというよりは、自動車の軽量化の進展にともなうニーズの増大と考えている。一方、最近の学術論文より、GFPPの研究が活発に行われていることも明白である。本報告では、未だに解決が難しい成形加工時のガラス繊維長の制御と物性の発現について、過去から現在に至る状況を解説する。

発表会、掲載誌

マテリアルステージ

発表先、出版社名

株式会社技術情報協会

発表者、執筆者

自動車材研究所
小林 豊

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