自動車材料としてのポリプロピレンについて
発表・投稿年月:2017年3月
狭義の自動車用PPは、プロピレンの重合により製造されるニートPPと、そのニートPPをベースとして改質されるPPコンパウンドに大別される。コンパウンド用途のPPと、単品で使うPPには、構造上の違いがある。単品で使うPPは、流動性、剛性、耐衝撃性を単独で発現しなければならない。一方、コンパウンド用途のPPは、後添加ゴムやフィラーにより物性を強化できるため、それらの添加物の分散を促進したり、添加物の性能を引き出すように工夫されている。ここでは、より幅広く広義のPP系自動車材料について解説する。
発表会、掲載誌
月刊誌 「Material Stage」
発表先、出版社名
株式会社技術情報協会
発表者、執筆者
自動車材研究所
小林 豊