動的粘弾性測定結果を活用したフィルム成形プロセスの数値解析
発表・投稿年月:2016年2月
二軸延伸PPフィルムのクレーター状の表面凹凸構造に関する研究を実施。これまで表面凹凸は延伸操作によりβ晶とα晶の密度差で生成すると報告されていたが、クレーター形状は原反表層の結晶粒の形状と密接な関係があることが判明、クレーター状表面凹凸は原反結晶粒の変形と崩壊により生成することが明らかとなった。その形成面及び形状は原反成形時の結晶化時間により予測が可能であること、製膜条件や樹脂性状の変更により制御可能であることを明らかにした。
発表会、掲載誌
高機能フィルムの開発と応用
発表先、出版社名
株式会社シーエムシー出版
発表者、執筆者
産包材研究所
田村 聡