二軸延伸用ポリプロピレンの延伸性評価と樹脂設計

発表・投稿年月:2009年11月

OPPフィルムは食品包装や工業用フィルムとして広く使用されているが、製膜速度の高速化やフィルムの薄膜化が要望され、PP樹脂の延伸性改良に関する要求が高まった。テーブルテンターにより得られる延伸力の解析により新たな材料開発を着手した結果、結晶性の低下や分子量分布の拡大が延伸性改良の有望な手法であると予測された。逐次式二軸延伸機を用いてテストを行った結果、これらのサンプルは高速製膜性及び薄膜化の指標と考える厚み精度が従来品より改良されていることが判った。従って、テーブルテンターによる延伸力解析は高速製膜性や薄膜化の良い指針となると考察した。

発表会、掲載誌

第17回プラスチック成形加工学会 秋季大会 成形加工シンポジア’09

発表先、出版社名

プラスチック成形加工学会

発表者、執筆者

田村聡

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