射出成形におけるポリプロピレンの表面構造成形

発表・投稿年月:2008年9月

PP の射出成形の充填過程におけるフローフロントの粘弾性流動解析を実施した。成形した平板の表面から深さ方向のモルフォロジーとの関係を考察した。フローフロントにおける粒子の変形速度の計算結果は、成形品の複屈折の挙動とほぼ一致した。精度の検証は継続して必要だが、今回評価したPP にて、最大の歪速度は10の2乗 オーダーであった。提案されているナノ結集体の生成する伸長変形速度の閾値に到達する成形条件とPP の分子構造の解明が今後の課題である。

発表会、掲載誌

高分子討論会

発表先、出版社名

高分子学会

発表者、執筆者

小林豊、大槻安彦

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