自動車用PP系樹脂の外観不良対策

発表・投稿年月:2008年3月

近年の自動車には1台当たり50kgを超えるとも言われるほど樹脂が使用されている。中でもポリプロピレン系樹脂は流動性、軽量性、価格的な経済性、リサイクル性、そして複合化により内装向け剛性部品、外装向け耐衝撃部品、エンジンルーム向け耐熱部品などに対応できる多様性など数多くのメリットがあり最も多用される樹脂となっている. 一方で欠点として、固有の成形不良を生じやすく、例えば自動車部品で顕著なのはヒケやデフォームと呼ばれる変形現象、製品表面のツヤムラと言った外観不良現象を起こしやすい。 本投稿ではこれらの不良原因について極力平易かつイメージしやすいように説明し、改善の考え方を紹介した。

発表会、掲載誌

自動車樹脂材料の高機能化技術集 第6章 第4節

発表先、出版社名

技術情報協会

発表者、執筆者

土屋行宏

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