Temperature effect on ethylene polymerazation with a catalyst prepared by mixing Mg(C2H5)(n-C4H9),
Al(C2H5)1.5and iron(ⅠⅠ)bis(imino)pyridyl complex
発表・投稿年月:2005年12月
2,6-ビス{1-[2,6-(ジイソプロピルフェニル)イミノ]エチル}ピリジン鉄ジクロリド錯体(Fe錯体)、エチルブチルマグネシウム、エチルアルミニウムセスキクロライドを混合して調製した触媒に通常のアルキルアルミニウムを組み合わせるとエチレンの重合が進行することを見い出した。重合活性は、従来のFe錯体-メチルアルミノキサン系に匹敵するレベルであった。また、活性と生成ポリマーの分子量は重合温度に強く依存し、重合温度上昇による分子量の低下は通常のβ水素移動反応に加えて、トリエチルアルミニウムによる連鎖移動によって引く起されることを、ポリマー末端の分析より明確にした。
発表会、掲載誌
Polymer Bulletin 56,1-8(2006)
発表先、出版社名
Springer Berlin / Heidelberg
発表者、執筆者
大西陸夫、他