ポリエチレンは、エチレンを原料に生産される合成樹脂で、国内では、1958年に生産が開始されました。そして現在では、年間250万トン以上が国内で消費される代表的な熱可塑性合成樹脂です。
一般的にその密度が0.94未満のものを低密度ポリエチレン、0.94以上のものを高密度ポリエチレンと呼びます。低密度ポリエチレンは、フィルム、ラミネート、電線被覆などに使用され、高密度ポリエチレンは、洗剤容器、工業薬品缶、ガソリンタンクなどの中空容器、パイプ、フィルム、コンテナーに使用されています。
ポリエチレン製品はわたしたちの身の周りに溢れています。ポリエチレンは、フィルム、射出、回転、中空、押出など様々な成形方法により、用途に合った製品に加工され、私達の身近なところで使用されています。
以下に主な用途をご紹介します。
コンテナー、パレット、日用雑貨、工業部品、液体洗剤容器、灯油缶、工業薬品缶、ショッピングバッグ、規格袋、産業用フィルム、ロープ、クロス、シート、パイプ、電線被覆、鋼管被覆、ボトルキャップ、大型タンク、包装用フィルム、貼合用フィルム、食品用コーティング材、重包装袋、農業用フィルム、チューブ など