物流

安定輸送

モーダルシフトの取り組み

トラック等自動車で行われている貨物輸送について、環境負荷の小さい鉄道や船舶に切り替えて輸送する「モーダルシフト」を推進しております。

現在はRORO船や鉄道コンテナの利用に加え、2船のバルクコンテナ船を定期傭船しており、その結果、2022年度の販売量に占める船舶+鉄道輸送比率は2006年度比で+9%(+35千トン)を実現しました。

今後も本取り組みを継続し、CO2削減および労働力問題の改善に貢献してまいります。

船舶・鉄道による輸送実績

共同輸送の取り組み

2016年より、京浜地区の複数の化学品メーカーと共に、東北向けの共同輸送を実施しております。

ドライバー不足や通販需要の拡大を受け、長距離小口化学品の安定輸送確保は喫緊の課題となっております。従来、長距離小口化学品配送は、一般貨物と混載し複数の拠点を経由しておりました。本取り組みでは、共同物流参加企業各社の工場から製品を集荷した後、配送拠点までの幹線輸送と配送拠点から各社顧客までの配送を集約することで、効率的かつ環境に優しい輸送を推進しております。

さらに本取り組みとは別に、2020年度以降は船舶による共同輸送の検討を進めており、こうした取り組みを通じて引き続きCO2削減を推進してまいります。

共同輸送の取り組み ※画像提供:三井化学

「ホワイト物流」推進運動の自主行動宣言を提出

「ホワイト物流」推進運動とは、深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的とする運動です。


特にトラック輸送の生産性の向上・物流の効率化や、女性や高齢者の運転者も働きやすい労働環境の実現に取り組むものです。プライムポリマーは本運動の趣旨に賛同し、2020年度に自主行動宣言を行い、次の項目に取り組んでおります。

「ホワイト物流」推進運動-賛同団体-
取り組み項目取り組み内容

物流の改善提案と協力

取引先や物流事業者から、荷待ち時間や運転者の手作業での荷卸しの削減、附帯作業の合理化等について要請があった場合は、真摯に協議に応じるとともに、自らも積極的に提案します。

予約受付システムの導入

荷待ち時間を改善するため、トラック予約システムの導入を図ります。

パレット等の活用

パレット、通いカゴ等を活用し、荷役時間を削減します。

発荷主からの入出荷情報等の事前提供

発荷主として貨物を発送する場合に、物流事業者や着荷主の準備時間を確保するため、入出荷情報等を早めに提供します。

運転以外の作業部分の分離

物流事業者から運転業務と運転以外の附帯作業の分離について相談があった場合は、真摯に協議に応じます。

船舶や鉄道へのモーダルシフト

長距離輸送について、トラックからフェリー、RORO船や鉄道の利用への転換を行います。この際に、運送内容や費用負担についても必要な見直しを行います。
運送契約の書面化の推進

すべての物流協力会社と運送契約を締結しています。

契約の相手方を選定する際の法令遵守状況の考慮

物流事業者を選定・採用する際には、関係法令の遵守状況を考慮します。

荷役作業時の安全対策

労働災害の発生を防止するため、安全な作業手順の明示、安全通路の確保、足場の設置等の対策を講じるとともに、必要に応じて保安荷役協定書の締結を推進します。

異常気象時等の運行の中止・中断等

台風、豪雨、豪雪等の異常気象が発生した際やその発生が見込まれる際には、無理な運送依頼を行いません。また、運転者の安全を確保するため、運行の中止・中断等が必要と物流事業者が判断した場合は、その判断を尊重します。


活動内容